2015年07月17日

豪雨の短歌

台風の
吹けど荒べど一向に
止まらぬ電車苛立つ木曜

蚊の羽音
次に近付くその時が
貴様の最期と全裸で構える

暮れて尚
落ちぬ気温に素麺の
茹だる湯気すら許せぬ夕

幾つかの不義理を気圧の所為にして
今年の梅雨も
開けてもう夏








posted by 淺越岳人 at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 啄木ごっこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月03日

桜の短歌

満開の桜の下に
一抹の不安植え付け
安吾にやりと

在りし日と
混然となる現在地
桜並木の咽せ返る中

すれ違う長い黒髪に囚われて
振り返れども
ただ葉桜

これぞまさに
後の祭りと言うのだろう
花弁積もるブルーシートや

ただ一人
頭を垂れるは境内の古い桜の
満開の枝




posted by 淺越岳人 at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 啄木ごっこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月02日

その場飛び式プロレス短歌

「顔を張れ」
無責任なる声を背に
頭を下げし若手頼もし

雪崩式
二人の身体弧を描き
120kgが跳ねる衝撃

雄大な
大樹の如き安定感
アルゼンチン式バックブリーカー

お互いの顔面をただ肘で打つ
それなのになぜ
涙流れる

地味なれど
巧みなムーブに声を上げし
隣の客に話しかけたい


posted by 淺越岳人 at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 啄木ごっこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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